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【ジョゼフィーヌとボルドー・ワイン】

かつて、ヨーロッパ大陸のほぼ全土を制圧した、
フランスが生んだ英雄である、皇帝ナポレオンは、
ワインがとても好きだったそうですが、
実は、ナポレオンの妃である、
皇后ジョゼフィーヌも、大のワイン好きだったそうです。
しかも、ジョゼフィーヌは、
ボルドー・ワインに高い評価を与えた先駆者である、という説が有るようなのです。
ジョゼフィーヌは、1796年、
まだ下士官であったナポレオンと出会い、結婚しますが、
そのナポレオンは、ジョゼフィーヌと結婚した途端に、一気に上昇気流に乗り、
イタリア遠征での連戦連勝を機に、「常勝将軍」の異名を取り、フランスきっての英雄となって行きました。
そして、1804年には、遂にフランス皇帝の座にまで登り詰めたのですが、
その間、妻として、ナポレオンと二人三脚で走り続けたのが、ジョゼフィーヌでした。
しかし、1809年、跡継ぎの子が生まれない事を理由に、ジョゼフィーヌはナポレオンに離婚を告げられてしまいます。
その後、ジョゼフィーヌは1814年に亡くなるまで、
パリ郊外のマルメゾンの館で余生を過ごしましたが、
ジョゼフィーヌの没後、
そのマルメゾンの館で、ジョゼフィーヌが、
ボルドー・ワインを大量に保有していた事が、明らかになりました。
当時、フランスの社交界では、
パリに近い、ブルゴーニュ産のワインが主流であり、
ボルドー・ワインは、それほど飲まれていたわけではありませんでした。
ボルドー・ワインが評価されるようになったのは、1855年頃、ナポレオン3世の時代に、ボルドー・ワインの格付けが始まった頃ですから、
ジョゼフィーヌは、それに先立つ事、40年も前に、ボルドー・ワインに着目していたという事になります。
世界初のバラ園を造った事でも知られているジョゼフィーヌですが、
その先見の明は、素晴らしいものがありました。
流石は、希代の英雄ナポレオンの妻になる事なだけはありますね。