【イチローと「勝利の美酒」】

イチロー選手といえば、常にクールな印象が有ります。
イチロー選手は、野球のプレーで、多くの人を魅了する一方、マスコミに対するインタビューなどでは、あまり多くを語らず、感情を露にする事が、あまり無いので、
見る人に、イチロー選手はクールだという印象を与えている、という事も言えるでしょう。
しかし、そんなイチロー選手も、時として、感情を爆発させる事が有ります。
それは、彼の所属するチームが、優勝した時…祝勝会で、思いっきり勝利の美酒を味わう時、イチロー選手は、誰よりも大喜びし、思いっきり、歓喜に浸っていました。

イチロー選手が日本時代に所属していたのはオリックスでしたが、1995年、1月に発生した阪神大震災を乗り越え、
「がんばろう神戸」というスローガンを掲げ、オリックスが見事に優勝を果たした時、祝勝会のビールかけの際に、イチロー選手は、とにかく大はしゃぎで、
仲間達と、勝利の美酒に酔っていたのです。
それまで、イチロー選手のクールな姿しか知らなかった、多くのファン達は、祝勝会でのイチローの姿に驚くと共に、新鮮な印象を受けたものです。

オリックスは、翌1996年も優勝、日本一の座にも就き、その時もイチロー選手は、思う存分、勝利の美酒に酔いました。
その後、イチロー選手はアメリカ大リーグに活躍の舞台を移しましたが、彼が所属したシアトル・マリナーズは、イチローが移籍した初年度(2001年)こそ、地区優勝を果たしたものの、
その後はなかなか勝てず、低迷してしまいます。
そして、いつしかイチロー選手は、やはり、大リーグの舞台でも、クールで淡々としているという印象を残すようになっていました。
そんなイチロー選手が、感情を爆発させる姿を見せ、再び、人々を驚かせたのが、WBCの日本代表として、プレーした時です。
イチロー選手は、普段のクールな仮面をかなぐり捨て、チームリーダーとして、熱く侍ジャパンのメンバー達を鼓舞し、
そして、第1回(2006年)、第2回(2009年)の、侍ジャパンのWBC連覇に大きく貢献しました。
また、その祝勝会でも、イチロー選手は、勝利の美酒に酔い、大喜びしていたものです。
イチロー選手は、本当はクールなんかじゃなく、熱い魂を持った男だなあと感じさせる、勝利の美酒を味わうイチロー選手の姿が、私は、事の外、大好きなのです。